2016.06.21
939文字 / 読了時間:1.2分程度
三国志雑感

嵆康と孫盛が出会う世界?

さっき阮籍が孫登に会った時のことの世説新語での書かれ方を調べてて、個人的に魅力ある記述(誤植)を見つけたのでメモ……。

原文は、これ。

世説新語、棲逸

嵇康遊於汲郡山中,遇道士孫登,遂與之遊。康臨去,登曰:「君才則高矣,保身之道不足。」

で、明治書院の通釈(誤植入)がこれ。

嵆康が汲郡の山中に遊んだ時、道士の孫盛に出会い、そのまま彼とまじわった
康が別れてこようとする時、登が言った。
「あなたは才能は優れているが、保身の道は十分でない。」

孫登じゃなくて「孫盛」と会ったりー。

ちなみに通釈以外は普通に孫登なのでただのミスだろうけど。

ただ、明治書院通釈仕様ということで、この設定もいいなあと思ったり。

最近孫盛さんかなり好きなので、おいしい。

とりあえず思い浮かんだ案?

この誤植がもう少し権威あるところにあったらもう少し遊びやすさがあがるけれど、まあこれはこれで。

孫盛が嵆康について書かれたものを見ていると、その中に「嵇康遊於汲郡山中,遇道士孫盛,遂與之遊」(世説新語も何かを元にして書いただろうから便宜的に孫盛以外そのまま)という一文を見つける。

自分の名前が書かれていて、さらにその孫盛は嵆康に会って話をしているということで、この孫盛(異同の人)はこの記述を気に入り、孫盛の方がいいと考える。
孫盛の書いた歴史書(散逸した部分)にはそう書かれていた。
孫盛の清談。
その解釈に基づいた上で、嵆康と会った孫盛は自分である可能性について語る。

孫盛(創作仕様)の独特な発想。幽霊の行動範囲について。あるいは夢の登場人物について。

周公旦が孔子の夢に出てくることができるなら、夢の人物は(それが当人であると信じるならば)、時間を超える。
では、それは未来にだけ超えるのだろうか。
周公旦は過去にも時間を超えることはできたのではないだろうか。ただし、過去の人物は周公旦を知らないから周公旦だと知ることがないだけで。
(鄭玄と孔子でもいいけど)

とりあえず孫盛(創作)の持って行きたい結論は、自分が夢を経由して嵆康の前に幽霊として現れて、いろいろ教え諭してあげた、ということ、という感じ。

まとめ

他にもメモしたいことがある(あと他に書きたい文章も)ので、この辺でメモは切り上げる。

おわり。









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