小説書き日記
先週、三国志っぽい歴史ミステリ書きたいって日記に書いたけれど。
その時の予定では下書きは13日に終わるつもりらしかったり。
まだ今日は10日だからあと4日ある(午前中だし)けれど……。
ただし、先週眠いとかお花見とか(いいわけはいつも沢山ある)で予定どおりにはいかなかった。
昨日とかほぼ寝ぼけてたし。
最初から順番に書いていければ楽なんだけど、先のほうのメモをとりあえず先に書いておくとかやると、徐々にややこしくなる。
当たり前だけど小説書きも基本は作業なのに、作業として進めていくのがおくれると、脳内構想を忘れないようにするために先の箇所を書くことになって、後で整合性とかでややこしくなることに。
なので、スケジュール通りに本文を冒頭から順に書いていく作業が一番効率いいんだろうなとは思ったり。
推理小説(ぽい)の書き方?
今回は推理小説っぽく、ということで、それについて多少手こずるのがupしているかも。
つまり推理小説の場合、推理小説という枠組みを捨てない限りは(推理にまつわる)設定はすべて書かなければならない、という特徴はあるような。
たとえば非推理小説であれば部屋の鍵があいていようがなかろうがほとんどの場合どうでもいいことはいうまでもないし。
非推理小説であれば、設定としてはその部屋で会話している時間は夜だったけれどうっかり書き忘れた――ということがあっても、必ずしも致命的ミスにはならない。ただぼんやりした場面になる程度でおわるかもしれないだけで。
けれども推理小説で推理に必要な要素であった時間の設定をうっかり書き忘れる――ということがあれば、その場合小説内では問題なく進んでいても推理小説としては読者に対してフェアでなかったりする。最初に夜だったという設定を書き忘れていて、推理の段階で夜だから見えなかった、とか明かされたらアンフェアもいいところ。
だからこそ推理小説の場合は、くどすぎるとか不自然な会話になったとしても、推理用の情報はすべて提示しておかなくてはならない。
というわけで。
推理小説を書く場合は、非推理小説を書くのとは、違う配慮が必要なんじゃないかと思ったり。
つまり非推理小説の場合は、話の流れやおおまかな設定をプロットで書いておいてそれで本文を書いていってもたいして問題はないと思うけれど。
推理小説を書く場合は、それでは足りないのではないか。
ツリー化したアウトライン程度の詳細なプロットを作ってそれに従って本文を書いていく――くらいの作業でないと、結局のところ書き直しになって効率が悪いもいいところになるのではないか。
つまり。
今さっき、犯人の設定について語る場面を書いてみたんだけど。
書き終わったところでそれは別の人物の台詞でないとおかしいということがわかって没に――となって、今すごくがっかりしていたり。
台詞をコピペするには語っている人物でないとおかしい内容もまざっているから、まあ練習くらいにしかならないし……。
まあポジティブにとらえれば一度書いてみないと理屈が破綻しているかもしれないし、それはアイデア段階では気づかないかもしれないし、だから完全に無意味じゃなかったとは思えなくもないけれど。
とはいえ進捗的に考れば+0文字だから、がっかりしないのも無理があるなあという気分……。
なので、もう少しポジティブになるために、推理小説の書き方のポイントとかでも引き出さないと無理。
●推理する人Aの台詞(※Bとの会話、Bは聞き役のみ)
・○○について触れる
・△△ついて触れる
・××について触れる
こんな感じで、触れる内容を箇条書きにしておいてから本文書くのがいいかな。
つまり、真っ白な状態で書きはじめるのではなくて、アウトラインを作ってから埋めるように書いていく、みたいな。
てことで。
今日のミスはプロット作成が推理小説用としては不足していたからおこった、という結論にしておこうかなとか。
で、次にやるのはアウトラインを作ることとか。
とりあえず同じことをまた書く気力は数時間はおきなくてもしかたないと思う。
そして今週いっぱいで下書き終われば御の字って気はしたり。
ただ、推理小説的な書き方も、箇条書き(アウトライン)を一度作ると、逆に楽なところもあるかもしれない。
つまり、最初の設定公開(事件について)の場面と、その後の推理の場面と、その箇条書きはそのまま使いまわせる(というか、ずれていると整合性が落ちるから同じものを参考にするほうがいい)。
てか。
いろいろ思いつくこと自体はそれ自体難しくない。
その整理が難しいから短編が難しくなるわけで。
長編にしようかな。
少なくとも2万字前後って無理そう。
現場にきて事件について語りはじめた時点で1万超えてるのに。
そして推理は2回(1話依頼、2話現場、3話推理1、4話推理2)。
短編だとアウトラインむき出しに近くなるからごまかす(悪い言い方すれば)ためにはエピソードをあちこちに挟んだり膨らませていくことになる。
てか本格推理でない以上それも重要というかあくまでメインはそっちで(歴史、人間、ストーリー)推理小説仕立て、という構想だし。
4万は行くかなあ。
そして個人的には短編は100枚以下って感じなので(改行無視)4万までが短編、せいぜい5万以下が短編という感覚。
●短編・中編・長編の感覚(個人的)
5000字未満……掌編(原稿用紙10枚以下)
5000字以上50000字未満……短編(原稿用紙100枚以下)
50000字以上80000字未満……中編(原稿用紙200枚以下)
80000字以上……長編(原稿用紙200枚以上)
だいたい自分にとっての長さの感覚はこんな。
とはいえ、5万超えたらそもそもの構想からずれている気はする。
何か加筆しないと無理。
単なるエピソードなら、独立して(掌編でもいいから)書くべき。
自分の知力にみあった構想をたてるのが現実的な知恵だと思う。
書いているのは孫壱が被害者な話だけど。
孫壱と孫壱の妹はいつか書きたいなーとは思ってるけど、それ今回いれる必要?(しかも書きたいなーってだけで何か考えてあるわけでもない)って感じだし、こういうのまでいれようとするのはやめた方がいいかな。要素が増えるほど収拾つきにくくなる。
てことで現時点では枚数は4万前後?
今月中に仕上げるとか無理そうー(しかも長編も平行して書いてるし、次の案のメモもしててあれ……)。
なので、推理系なら連載は落ち着かないから完結したら一度に公開しようかと思っていたけれど、連載形式の方が精神衛生にもいいかも……。
ていうか。
「現時点では枚数は4万前後」って書いたけれど、そんなわけはない。誤字。
ただ、4万枚だとどれくらいの分量になるかなと思ったり。
分厚い本なら400枚で1冊になりそう。なので、それを100冊分?
紹介文
Twitterにも書いたけれど、カクヨムは紹介文が1万文字かける。
カクヨム。紹介文(キャプション)が1万字まで書けるからこれを書いてるだけでも捗ったような気分が味わえる。https://t.co/tkUWk48VCV
— medamayaki (@medamayaki1) 2016年4月10日
他のサイトはどうだっけ。
とはいえ1万あるとかなりの自由度なのは確か。
本文より長いとかいうのも普通にかけるかもしれない。
てことで、本文を書いたり仕上げたりできるときに紹介文(キャプション)系の事務で時間をとられるのは馬鹿げているし、捗らないとき(結局朝のミスでへこんだまま)に片付けておくのがいいかなーとか。
それで紹介文書いてみたけれど(ほぼ人物紹介、歴史物だし)、1700文字くらいになった。
歴史小説の難しさ(?)の一つは、歴史知識をどう扱うかというもの。
とりあえず、本文内で説明するのは、自分が知識が全然ない作品でも鬱陶しいと思うタイプ。
もしそれで意味がわからず面白くなかった場合、それは知識のせいじゃなくて作品がつまらないだけ、と思うし。
なので、歴史解説が必要なら、本文が歴史解説まみれ、本文に歴史解説を切り刻んで混ぜ込む(たとえば人参嫌いの子供にハンバーグに人参を混ぜ込むようなせこさを感じる)、どっちも個人的には好きじゃない。
小説本文以外にも解説を載せられる場所はたくさんあるのに、何故全部本文に入れる縛りをしなければいけないのか、馬鹿げていると思う。
紙の本ならあとがきなり、あるいは注なり、いくらでも方法はあるわけだし。
てことでweb小説ならてっとりばやくキャプションとかにかくなり、解説用ページを別に作ればいいって気はしたり。
その他
それにしても仕上げるより思いつく方が好きなのはいつものことなのはわかるけれど(改善するのが今年の目標)、更にまた案メモが増えてとりあえず遅筆なんとかしたいんだけど。
これ(孫壱殺人事件)が思った以上に文字数の予定が増えて(いつものこととも)、また短編作りたいなー気分(最近毎回これ)になっていたりとか。
おわり。