さらに、隋書経籍志を眺めてみたり。そして夏侯覇について気になったこと……。
……
魏司徒《鐘會集》九巻梁十巻,録一巻。
魏汝南太守《程曉集》二巻梁録一巻。蜀丞相《諸葛亮集》二十五巻梁二十四巻。
又有蜀司徒《許靖集》二巻,録一巻;
征北将軍《夏侯霸集》二巻。亡。呉輔義中郎将《張溫集》六巻梁有《士燮集》五巻,亡。
呉偏将軍《駱統集》十巻梁有録一巻。又有太子少傅《薛綜集》三巻,録一巻,亡。……
魏と呉に蜀は挟まれているけれど、魏も呉ももっとあるのに蜀関連はこの三人だけ。郤正が晋のところに一応いるけれど。
てことで蜀に所属した人(孟達とかも魏にいるけど……)でここに名前があるのは、諸葛亮、許靖、郤正、夏侯覇の4人だけ。で、蜀にももっと文才あった人はいたと思うんだけど。
てことでここに名前が出ているということは、夏侯覇は文才あったのかな、みたいな。
夏侯覇は、一族が晋にいたから、他の蜀の人とは扱いが違ったというのはあるかもしれないけど。
兄弟たちも名声高い人多かったけれど、ここに名前があるのは夏侯恵だけなので、てことは夏侯覇は残りの兄弟たちよりは文才あった、というふうに考えてみようかな。
とりあえず終わり。
(旧ブログ2014.04.30記事移転)