「帽子のなかのふにゃふにゃな歴史」(三国志ぽい幻想短編小説集系)、引き続きこっちの方を書いていたり。
帽子の中のふにゃふにゃな歴史 – カクヨム
三国志っぽい短編小説集
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読んでいただければうれしいです。よろしくお願いします。— medamayaki (@medamayaki1) 2016年8月11日
アイデアをひと通り消化してから長編の「易的な死」(鍾会主人公の歴史ミステリ予定)に戻ろうと予定してるんだけど、なかなか消化しきれない。
最初の在庫2つは在庫のままだし、今も新しいの書いてるし。今日明日には公開したいところ(じゃないと在庫が増える一方)。
てことで、最近書いている短編についてとか。
「淑女と吊られた男(一)」
この「淑女と吊られた男(一)」は、「帽子のなかのふにゃふにゃな歴史」の想定より(ゆるいけど)長くなったので、分割することにした短編。
で、このあいだの祝日(秋分の日)に続きを仕上げようと考えてたけれど、別の話を思いついたので、こういうのはすぐ仕上げて公開させるのが在庫をためこまないためには一番なので、予定を変えてそっちを先に公開することになったり。
てことで、まだこれは全部公開していない(仕上げも終わっていない)けれど。
○とりあえず施績について書きたい→ちょっと微妙(よくわからない)
○「真誥」ネタを使いたい→施淑女(施績の娘)他
×紅楼夢好き→紅楼夢っぽい要素
×吊られた男→未公開の在庫に、蜀と魏の柱に関するものがあったため呉でも柱シリーズを揃えたかった
「淑女と吊られた男」全体のうち、(一)で触れているのは○の部分だけ。
もう少し進んだらキャプションに書く内容説明を「施績はいかにして美少女に取り囲まれるようになり、皇帝をめざすようになったのか」にする予定だけど、今のところその要素ないから保留中。
続き仕上げないとまたうやむやになりかねないから、早くとりかかりたいな。
「嘘が上手い男」
これは羅貫中の話を書きたかった、結果こうなったって感じ。
この短編について、カクヨムの近況ノートにも書いたので、これは引用だけでいいかな。
■「嘘が上手い男」公開
「淑女と吊られた男」の続きを今日はしあげようと思っていたけれど。いろいろあって(主にスマホゲーのイベントで忙しかったとか)、今日思いついたこっちの短編を先に公開することに。
羅貫中が主人公(多分)の「嘘が上手い男」、読んでいただければうれしいです。
よろしくお願いします。■「嘘が上手い男」備考
羅貫中……「三国志演義」の作者とされる人物。元末明初の人。生没年不明で詳しいことはあまりわかっていない。施耐庵の弟子らしい。
施耐庵……「水滸伝」の作者とされる。こちらも詳しいことはよくわからない人。羅貫中は弟子らしい。
シンドバード……「千一夜物語(アラビアンナイト)」の登場人物の船乗り。あちこち冒険した。
諸葛亮関連……張澍の「諸葛亮集」で、変わった話を探していてみつけたこれが原案→「葛山在梓潼県西南二十里、一名亮山、又名臥龍山。相伝武侯伐魏、駐兵於此、見虎豹蛇蟲勢悪、自臥草中、獣皆俯伏。」
■「嘘が上手い男」について
思いついた経緯。
今日読んだ張澍の「諸葛亮集」のネタで何かかけないかなあと思った
→なんとなく連想で羅貫中出したくなった
→ネットの一部でいわれている「羅貫中の被害者」というのを思い出して、これ個人的にすごく苦手なので、羅貫中の被害者の話でも作って対処しようかと思いついた
→羅貫中の嘘で被害者→ドン・フアン的なかんじでいいかな
……こんな感じで、最終的にこんな短編になったり。
(新作)「(考え中)」
で、今日は「淑女と吊られた男(二)」を仕上げようかと思ってたけど。
なんか新しい話を昨日くらいから思いついたので、やっぱり作りたてが一番仕上げやすいのでそっちを優先することに。
で、それは最後まで書いたけど仕上げがまだという状態だけど(5900文字くらい、現在)。
タイトルどうしようか考え中。
「帽子の中のふにゃふにゃな歴史」のなかで最悪なタイトルと思うのは、ほぼタイトルつけるのを投げた「趙佶と鍾士季」かな。
てことで、この手のタイトルはできるかぎり避けたい。
最初に思いついたのが、魚人王子。人魚姫の対みたいな感じで。ただしかなり内容にあわない(特に王子)。
てことでこれは没。
次に思いついたのが、ビッグ・ベン殺人事件。
こっちは、ビッグ・ベンも殺人事件も確かに出てくるけれど(一応三国志小説)、ただしすごく紛らわしいのは確か。
これは、衛瓘の話を書きたかった感じ。
最終的に衛瓘も出てくるのでok。
衛瓘については晋書のこれから。
(衛瓘伝)
初,瓘家人炊飯,墮地盡化為螺,歲餘而及禍。以前、衛瓘の家の者が飯を炊くと、地に落ちてことごとく巻き貝に化けた。一年余りして禍に及んだ。
あと衛瓘の息子のことも一行くらい?
これ主人公は結局鍾会なのかな。
半分くらいまでは、ヴァージニア・ウルフの出番多かったけど。
相変わらずこんな感じで自由度優先。
調和。
あまり関連がないものをとりあわせて調和させること。
それが、理想。
理想の実現度合いについては割愛。
「趙佶と鍾士季」やっぱタイトルかえようかな
「趙佶と鍾士季」やっぱタイトルかえようかなとか考え中。
わりと(仮)気分でつけたタイトルだし、タイトルだけで公開がおくれるよりはましってだけで。
桃鳩図にしようと思ってたけど紛らわしくてやめてた。
東京か、東京飯店にすれば(飯店は、中国っぽい雰囲気を出すための助字)内容にはあってるし、紛らわしいわけじゃないし悪くないかも。
西洋と東洋について覚え書き
別の話題。
現代日本人の立ち位置的な問題なのかな。
昔から、西洋風趣味と東洋風趣味を行ったり来たりしていたり。
読書も、それから創作も。
ただその区分けはあくまで便宜的なお仕着せ的なもので、いつかは自分なりに扱えるようにしたいともずっと考えていたり。
クンデラの小説論は、東洋を完全に切り離している。それはクンデラの小説論だから、当然そうなるんだろうと思う。クンデラに東洋の小説(や文学)は影響を根本的には与えていない以上。
東洋人は(あるいは西洋人以外は)そうはいかないという問題。
西洋と東洋の二つの小説のルーツをもっていて、その問題がずっと棚に上げられたままみたいな落ち着かなさ。
日本人は、小説のルーツはセルバンテスだと考えることに同意はできない(ヨーロッパ人にとってはそれが正しいんだろうなという同意はできるにしろ)。
クンデラがいうような意味での世界文学。
そういうものを必要とする度合いは、非西洋人のほうがより切実なんじゃないかとか。
まとめ
てことで、色々試行錯誤しているところもあったり。
とりあえず明日には公開したい。
タイトルどうしようかな。
タイトル詐欺っぽいビッグ・ベン殺人事件にするか、もう少し違うタイトルを考えるか。
「鐘」なら詐欺でもないか。
おわり。