2016.02.21
889文字 / 読了時間:1.1分程度
三国志

日本書紀の解説のところで三国志的に気になった個所があったり。

日本書紀(五)(岩波文庫)解説より

『漢書』についで、多く利用された史書は『後漢書』である。『漢書』がほぼ書記の全巻にわたるのに対して、『後漢書』の方は、主として書記の後半の諸巻に多く利用される。更に『三国志』(呉志・魏志のみ)から、『梁書』『隋書』に及ぶ。
……
結局、史書の直接の利用は、『漢書』『後漢書』『三国志』(蜀志を除く)が中心をなし、『梁書』『隋書』はその一部分といえる(史記は直接に利用されたか否か問題である)。
これらの史書の利用箇処は、いずれもその帝紀が中心をなし、列伝の部分をあまり用いないことは、わが帝紀を中心とする書記の性格の一端を知ることができるであろう。

日本書紀が参考にした中国の史書に、三国志の名前もあったけど。

「『三国志』(呉志・魏志のみ)」「『三国志』(蜀志を除く)」とあって、要するに蜀志だけ利用してないとか。

で、これはどういうことなのかなとか気になったり。

①たまたま日本に蜀志だけなかった
②日本書紀が利用したいのは帝紀ってことで分量的に帝紀が(も)少ない蜀志はスルーされた
③蜀志はつまらないと思ったから
④蜀志の文章は下手だと思ったから

この辺が思い浮かんだけど、どうなのかなあとか。

あと、魏志、蜀志、呉志の違いとかも結構気になったり。

呉は呉のをかなり利用したみたいだけど、魏もそういうところあるのかな。呉だけ流用したってことなら魏と蜀は同じ陳寿の作ってことで同じようなはずだけど。
とりあえず、竜とかが出て来る処で魏と呉の文の書き方が違うなあというのは思ったし、蜀にはそもそも出てこないというのも魏と呉との違いだと思ったけど。
あと、蜀には短い伝もあるけど、尹黙とか、魏と呉はあったっけ。

この中では④と③はない気がするかも。

それにしても、日本書紀のころはまだあるだけましだけど、日本は歴史、正史みたいな便利なのがないのは不便だなあとは思ったり。
で、帝紀だけでなく列伝とかそれ以外のもあれば楽しかったのになあと思ったり。

日本史とっつき悪いのが残念。

(旧ブログ2014.12.03記事移転)









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