2016.02.21
656文字 / 読了時間:0.8分程度
三国志

中平末の潁川の風景。

●郭嘉

189年
20歳(170生)

(郭嘉伝注、傅子)
嘉少有遠量。漢末天下將亂。
自弱冠匿名跡,密交結英雋,不與俗接,故時人多莫知,惟識達者奇之。

郭嘉は若年にして招来を見透す識見をもっていた。漢末、天下は乱れんとしていた。
二十歳のころより姓名事績をくらまし、ひそかに英傑たちと手を握り、俗世間とはつきあわなかった。そのため、当時の多くの人々には知られず、ただ見識ある者だけが彼を評価した。


●徐庶

189年(中平六年/末年)
(生年不明)

(諸葛亮伝注、魏略)
魏略曰、庶先名福、本単家子、少好任俠撃剣。中平末、嘗為人報讎、白堊突面、被発而走、為吏所得、問其姓字、閉口不言。吏乃於車上立柱維磔之、撃鼓以令於市鄽、莫敢識者、而其党伍共篡解之、得脫。於是感激、棄其刀戟、更疏巾単衣、折節学問。始詣精舍、諸生聞其前作賊、不肯与共止。福乃卑躬早起、常独掃除、動静先意、聴習経業、義理精熟。遂与同郡石韜相親愛。初平中、中州兵起、乃与韜南客荊州、到、又与諸葛亮特相善。

『魏略』にいう。徐庶は初めの名を徐福といい、もともと名家の出ではなかったが、若年のころ任侠を好み撃剣のつかい手であった。かつて中平の末年、人にやとわれて仇討ちをし、白色の土を顔面にぬりつけ、髪をふり乱して逃走したが、役人に捕らえられた。……

郭嘉と徐庶、接点は潁川出身くらいだけど。

同じ頃、同じ地域(たぶん潁川)で似たようなことをしてた感じかも。

お話的にはからみあってもよさげ、とか思いついたのでメモ。

おわり。

(旧ブログ2014.8.27記事移転)









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