小説、草稿を書くのは好きだし、そんなに遅筆なわけでもないし、自分なりのやり方も確立してるんだけど……。
仕上げの方がかなり問題。
- PCじゃないとカット・アンド・ペーストは怖くてできない(一度一部データ失くしてこりた)しカット・アンド・ペーストは必須
- 自室のPCだとともかく気が散る
自分の場合、この二つが矛盾するから仕上げで滞るんだけれど、とりあえずPCの環境をできる限り整えるところから手を付けるしかないか、というのが結論ではあったり。
気が散るといっても100%じゃないし、気が散らない数%の時間の効率を挙げたりあるいは快適さやモチベ関連を向上させることで打開できるんじゃないかなあとか。
小説を仕上げるための理想のエディタの定義?
自分の場合の定義。
小説を仕上げるための理想のエディタとして必須
まず、必須なものはとりあえずこれかな。
- 早い(遅くない)、軽い(重たくない)、安定している
- 文字コードがutf-8対応なエディタであること(三国志等歴史系小説には必須)
この2つは、本当に重要だと思う。
まあ、遅くない重くない安定している、が重要なのはどのエディタでもそうだからここではいいとして。
文字コードの重要性について。
なんとなく、文章作成用のエディタは文字コードはあまり重視してなかったりする印象あるけれど。
とはいえ、たとえば三国志を扱っていて、「費禕」を「費イ」とか、「涪」を「フ」とか、「傅嘏」を「傅カ」とか、小説でこういうのは本当に萎える……。
青空文庫はお世話になってるけれど(話は飛ぶけど)、文字コードを古い方に揃えるって方針だけはがっかり。
未来志向のほうが絶対いいと思うけどな。まあそれはいいとして。
てことで、「公孫瓚」「公孫サン」みたいな表記になる地獄から解放される「utf-8」こそ(別に文字がでればなんでもいいんだけど、現時点での現実的な問題として)文章作成用エディタに必要なことなんじゃないかなとか。
小説を仕上げるための理想のエディタとして必要
で、必須というほどでもないけれど、常用するエディタにするなら必要なもの。
- アウトラインプロセッサ機能(この機能は便利)
- 縦書対応(仕上がりの雰囲気確認用)
- 文字数表示(作業中の目安に便利)
- 配色カスタマイズ(見た目は、エディタの場合ずっと見てるものだから実際は機能よりよっぽど重要だと思う)
あとはまあ、たとえば検索、置換系がないエディタは、理想のエディタ以前だろうし、そういうのは割愛。
特に思うのは、文章作成メインのエディタにとって重要なのは、何らかの機能追加というものよりも、――より自分にとって快適な表示(ウィンドウ内世界)になるカスタマイズ可能――これなんじゃないかなと思ったり。
アウトライン機能についてはそれとは違うけれど、アウトラインが役に立つのは仕上げじゃなくてアイデアから草稿までの部分なので、それについてはエバーノート(スマホ作業メイン)でやっているから、エディタにはあんまりいらないというだけで、アウトラインプロセッサはいつも使っているものだから、すごく便利な機能なのは確か。
文章作成エディタは見た目のカスタマイズの自由度が重要?
見た目のカスタマイズの自由度をあげる――系って、エディタを作る人にとってはあんまりモチベがおきないところなのかもしれないけれど……。
ただ、文章作成で使う側としては、行間とかフォントとか背景色とか文字色とか、マージンとか、ルーラーとか余計なものを非表示にできるとか、でもステータスバーの文字数くらいはほしいとか……こんな些細といえば些細っぽいことが相当重要だったり。
この辺が快適だったら、多少機能が少ないエディタでも妥協するかもしれないけれど、この辺があわなかったら、どんな高性能でもそれ以前で実用できないから無理っていう。
小説を仕上げるための理想のエディタ?
これらの条件の、一つ一つなら、一つも備えていないエディタはあんまりないと思うけれど、すべての条件を兼ね備えるとなるととたんに数が減ってくるのがかなり問題ではあったり。
てことで、一応全部クリアしてて、これはいいんじゃないかなーと思ったエディタがこの縦書きエディタ「TATEditor」だったり。
http://www.cc4966.net/
今後、テキストエディタはこれをメインにしていこうかなあと思ってたり。
なぜかDLしたら、(2)ついてたけど、試したのかは謎……。
まとめ
環境が大事なのは確か。
アイデアから草稿まではスマホエバーノート(+外)作業が最高の効率なんだけど、仕上げがこの環境では無理で困ってたり。
エディタの環境をあげて、もう少しはかどるようになったらいいなーとか。
おわり。