2016.01.02
519文字 / 読了時間:0.6分程度
三国志

晋書にあるこれが気になってたり。

張華のところにもあるかもしれないけどとりあえず五行志より。

惠帝元康五年(295)閏月庚寅,武庫火。
張華疑有亂,先命固守,然後救火。
是以累代異寶,王莽頭,孔子屐,漢高祖斷白蛇劍及二百八萬器械,一時蕩盡。

(晋書五行志)

ようするに295年の恵帝の時代に武庫が火事になっていろいろ燃えたけれど、そのなかで特に名指し(ここでは筆頭)で燃えたものとして挙げられたのが「王莽頭」だったり。

「王莽の頭」が孔子の屐や劉邦が白蛇を斬った剣と並んで言及されてる上にその筆頭というのが不思議かなあとか。

そんなものを残してたのかっていう点も面白いけど。

王莽の頭は孔子の屐や劉邦が白蛇と並んであるいはそれ以上に貴重品だったのかなとか。

あと。

これは晋(西晋)の時代のことだけど、この燃えたものは基本的には後漢とか魏から引き継いだものじゃないかなとか。

てことは、三国志の時代にも、後漢や魏の倉庫にはこんなものがひっそり納められていたんだろうなあと考えてみたり。

つまり、後漢や魏の人でこの手のものにアクセスできそうな人の場合、これらを見ているという可能性もありそう。
たとえば曹操とか。

おわり。

(旧ブログより移転 2015.12.26)





三国志





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