蜀の四相(諸葛亮、蔣琬、費禕、董允)の死後について。
諸葛亮は諸葛武侯としてかなりメジャーな道教の神になってるみたいだし、費禕も黄鶴楼の仙人だった説があって、さらに最近蔣琬がひっそり鄧艾や鍾士季と一緒に瘟神(鬼)の名前になっていることを発見したり。
この辺について記事をかいたのでまずはまとめておくことに。
→「華陽国志」の蜀の四相の部分メモ(四相)
→鍾士季含む五瘟神関連資料(蔣琬)
→三国志人物の誕生日(諸葛亮)
→費禕黄鶴楼の仙人説メモ(費禕)
資料が行方不明になるといろいろ困るし。
▼蜀の四相の死後一覧
てことで、まとめてみるとこんな感じ。
字は検索で探す時、こっちが使われていることもあるから重要。
○蜀の四相
諸葛亮(孔明)……諸葛武侯(神)
蔣琬(公琰)……大鬼(瘟鬼、のちの瘟神、疫病神のこと。同僚に鄧艾、鍾士季等)
費禕(文偉)……黄鶴楼の仙人
董允(休昭)……??
てことで、諸葛亮は神、蔣琬は鬼(瘟神系)、費禕は仙人となった説を見つけられたけれど、董允についてはいまのところ見つかってなかったり。
ただ3人のうち、本人の功績に直接関係ありそうなのは、諸葛亮くらいかもしれないけれど。
費禕は、黄鶴楼のある江夏の有名人だからという可能性が高そうだし、蔣琬については並んでいる名前の一覧「鄧艾、鍾士季、趙山、王莽、李敖、杜週、劉斗烏、王離、夏侯嬰、蔣公琰、南陽葉公里、夏檀支、蕭何、申屠伯、韓信、田進、樑洪、高沛、孫溫、司馬迥、劉元達」と民間信仰系ということから、なんとなくアバウトそうな印象もあったりだし。
とはいえ、4人のうち3人は道教の神仙系になっているという根拠があることは事実なわけで、三国志創作系のことを念頭におけば結構便利そうな設定なんじゃないかなという気はしたり。
つまり不老不死なはずの神仙な以上、死後のいつの時代でも、出したければ出せる(完全オリジナルファンタジー設定ではなく)ということだし。
てことで重要。
▼まとめ
諸葛亮はわかるし、費禕も出身地のおかげとかんがえれば分かる。
蔣琬については、何故か気になるところもあるので、また改めて考えたい。
董允は引き続き探すことに。
董允はなくても違和感はないけれど(死に方も一番普通だし、功績も一番地味だし)、それ自体は道教の神仙になるのにそれほど影響はないと思うので、まああるかもしれないし。あったほうが四人揃って楽しいし。
おわり。